痔と血液の関係とは

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■ 痔と血液の関係 ■

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痔の原因には、肛門のところを流れている血液
血が鬱血するという症状が原因とされていますので、

なぜ、血が鬱血するのかを知ることは
痔の対処法を知るためにも有効です。

そのためにも、血液について知っておいてほしいのですが、
まず血液とは、人間の中で主要な体液とされていて、


血液の働きには、


体全体の細胞に酸素や栄養分を運んで、

一緒に、体の汚れをゴミ集積所(腎臓)に運ぶ働きがあります。

体の汚れとは、二酸化炭素や老廃物などがありますが、


血液の働きをまとめると、

  • 酸素・二酸化炭素を運ぶ
  • 栄養分を運ぶ(糖、脂質、アミノ酸、タンパク質等のエネルギー基質栄養分を運ぶ)
  • いろんなホルモンを運ぶ(全身の情報・指令伝達)
  • 免疫機能
  • 体温調節を調節するため、体温を運ぶ
  • 排泄器(肺、腎臓など)に組織で作られた代謝産物を運ぶ
  • 化学受容器、圧受容器(体内に分布)に適合刺激を与える
  • 体液の浸透圧、pHを調節する


これらの機能が血液にはあり、
これらを支えているのが血管。

このお尻の血管に炎症が出来るのが痔であり、


痔になったということは、
血管、または血液が健康ではないという印、

生活習慣を変えましょう、
という印なんです。


脳出血や心筋梗塞などになる前に。


今から予防をしておきましょう。

血液の成分・組成とは?

血液の成分・組成は、

  • 血球成分(細胞性成分)
  • 血漿成分(液性成分)


この2つから出来ていて、それぞれの細かい構成は、重さで分けると、

  • 血球成分 : 赤血球96%、白血球3%、血小板1%
  • 血漿成分 : 水分96%、血漿蛋白質4%、そのほか微量の脂肪、糖、無機塩類


このように分けることができ、大きな分子を除いた残りの組成は、
古代の海水に近い事が、実験を契機として明らかにされています。

(※ 1904年フランス人のルネ・カントンの実験)


血液の色は脊椎動物(人間を含む)の場合、赤く見えますが、
これは「ヘモグロビン」という、赤血球に含まれる鉄を含むタンパク質が由来しています。


人間以外には、例えば、
ゴカイやミミズなど(環形動物)の血液も赤いですが、
これは「ヘモグロビン」ではなく、同じく鉄系の
「エリスロクルオリン」という成分による赤さといえます。


また、カニ、エビ・タコなどの無脊椎動物は、血が青っぽいですが、
あの色は、銅系タンパク質の「ヘモシアニン」のため、青く見え、


緑色っぽく見える、ホヤなどは、バナジウム系の「ヘモバナジン」が関係しています。



話は戻るが、さきほどの血液の成分・組成

血球成分(細胞性成分)
血漿成分(液性成分)


このうち、血球成分は骨髄内の造血細胞で生産され、
血球毎に寿命はちがうが、赤血球の場合、


約120日で寿命になり、老廃した赤血球は肝臓、脾臓で壊されて、
体外に排出されますが、赤血球中の「ヘモグロビン」は排出されず、

リサイクルされます。


この2つの比率は 45:55 である。
ですから、

  • 血球成分(細胞性成分)  45 : 55  血漿成分(液性成分)



こうなる。





人の血液量は、体重分の約1/13
男性なら、体重の約8%、女性は約7%あります。

体重60kgなら、男性は約4,8kg、女性は約4.2kgが血液の重さ。



そして、血液が流れている身体の部分を特に循環器系と呼びますが、
循環器系は心臓と血管などから出来ていて、


人間の場合、血管は閉鎖回路を成しています。



血液が運ばれるメカニズムは、
心臓というポンプにある血液がギュッと小さく圧縮されることで、


勢い良くピューっと血が動脈を通して全身に送られます。


そして、肛門の周りなどの、体の端っこにある毛細血管まで血液が届くと、
そこで細胞と栄養分とか交換し、今度は静脈を通って心臓へと帰ってくるというわけです。


閉鎖回路の循環器系の場合、この血液が通る道は大きく分けて2つの道があります。

  • 肺循環
    •  = 小循環。
    • 心臓と肺の間をグルグル回る道)
    • 道順 : 心臓 → 肺動脈 → 肺 → 肺胞部毛細血管 → 肺静脈 → 心臓 (体循環に戻る)
  • 体循環
    •  = 大循環
    • 心臓と肺以外の全身をグルグル回る道)
    • 道順 : 心臓 → 動脈 → 肺以外の全身 → 末梢部毛細血管 → 静脈 → 心臓 (肺循環に続く)

(血液が上記のように全身を循環している事は、
ウィリアム・ハーベイにより1628年に提唱されました。

栄養源としての血

血液は高栄養の液体であるから、これを食物とするのは不思議ではない。

カやアブ、あるいはノミやシラミなど
多くの種類の昆虫が血を栄養源として利用する吸血性昆虫である。


ダニやヒルも血を利用するものがある。
そういった関係で、口を差し込んで栄養をとるクモやタガメなども
生き血を吸うと言われることがあるが、

これらは体外消化した液体を吸い込んでいるので内容は大きく異なる。



吸血性の動物には、針状になった口を射しこんで血を吸うものが多い。


その際に、痛みを与えるものもほとんど感じさせないものもあるが、
多くのものでは、刺されたあとに傷口が腫れたりかゆくなったり
といった反応を示す。


これは、一つには血を吸う際に、血液の凝固を抑える
化学物質を注入するためである。


ヒルの場合、皮膚をかみ切るため、その傷口は長く血を流す。


大型動物では血を吸うものは多くなく、
ナミチスイコウモリ等に例がある程度である。


他方で、多くの大型ほ乳類は吸血性昆虫に悩まされる。

人も例外でなく、血を吸う生き物には嫌悪感が強いのも
それとは無関係でないかも知れない。


人の体毛が薄くなったのは吸血性昆虫を取りやすくするため、
との説すらある。空想上では、吸血鬼伝説がある。

血液と病原体

病原体が体内で広がるにも血液を経由するものもある。

血液そのものを住みかとする例(マラリア原虫など)もある。


また、血液は普通は体外に出ないはずだが、
実際には吸血動物を通じて人から人への移動が可能である。


このような感染経路を持つ伝染病は数多い。

ヒトの場合にもペストやマラリアなど重要な伝染病が多い。

このような感染経路をベクター感染という。


それらの多くは衛生面の進歩によって先進国では姿を消しているが、
そうでない国も多い。


それに代わって見られるようになったのが、
医療的な処理(注射、輸血など)の際に血液の交流が起こって、
それによって感染が起きる例で、これを血液感染と呼んでいる。

血液と文化

血液は生命を象徴するものとして
洋の東西を問わず多くの単語や慣用句に含まれる。


そのイメージから幾つかの習慣の原因となった。


血統、血脈、血族、血のつながりや血縁といった用語は親族関係を示し、
血が遺伝的に関連のある言葉に用いられている。


戦争や暴力を連想させるため血の日曜日、血のバレンタイン、無血革命、血塗れの(ブラッディ)メアリー(メアリー1世)といった用語がある。


アステカにおいては太陽の運行と血には密接な関連があると信じられており、
太陽の正常な運行を守るために人間の心臓と血を生贄として捧げた。


ユダヤ教では血液は生命であるとされ、
食べることが禁じられている(レビ記)。


そのため、動物を食べる際には屠殺の方法が厳格に規定されている。


一方、キリスト教ではこの教えに寛容でブラックプディングやブルート・ヴルストなど
血液を用いた料理も存在する。


またキリストは最後の晩餐でワインを自らの血と称した(福音書)。


日本では血を汚れと見なす思想が定着しているが、
普遍的なものではなく、沖縄では血を使う料理がある(チーイリチー等)。


日本ではスッポンやニホンマムシの生き血を飲むことで精力がつくと信じる人がいる。

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