ジオン注射療法の流れとは

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■ 痔がたったの30分で完治してしまうジオン注射療法の流れとは? ■

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ジオン注射療法のデメリットのつづきです♪ジオン療法


では、そのジオン注射療法とは
どういうことをするのでしょうか?


まず、手術前にすることは、肛門の中をチェックすること。


つまり、肛門の中に大腸の内視鏡を入れて、

  • いぼ痔が今どんな状態なのか?
  • 大腸にポリープとかガンはないか?


こういったことをチェックするために、まずは診察をします。


これによって、いぼ痔の状態を今までは外側から見ていたものが、
今度は中からもチェックできるので (内視鏡のおかげで)、

  • いぼ痔がどの部分にあるのかがより正確に分かるようになる
  • それによって、ジオンのお薬をどのくらいの量でどこに打ったらいいのかも分かるようになる


その結果、じゃあ、具体的にどういう風に手術をしようか、
という流れを決められるわけですね。


次にジオン注の手術の流れについてですが、
まず、治療するときに肛門の周りの緊張をやわらげるための、


痛くない注射を下半身に打つ、
下半身麻酔をします。


そして、その後に痔核に四段階の注射をするのですが、
  (※ 痔核とは?

ジオン注(※転載画像)
この四段階とは、4箇所に

チクッ チクッ チクッ チクッ

と注射します。


で、この4箇所とはどこに刺すのか?


以下のような場所に刺します。


1.痔核の上部の粘膜の下層
2.痔核の真ん中の粘膜の下層
3.痔核の真ん中の粘膜の固有層
4.痔核の下の部分の粘膜の下層


意味わかんない?  ですよね。

分かりやすく言えば、

イボの上
イボの真ん中×2
イボの下

などに打つのですが、
では、なぜ4か所も打つのか?、


これは、痔核1個につき4箇所ずつ注射する事によって、
ピンポイントの患部にお薬をジュワジュワーっとしっかり行き渡らせるためですが、


それでも、手術時間は30〜40分ぐらいで終わるので早いですし、
さらには、手術後の痛みもほとんど気にならないぐらいだと言われています。


ちなみに、手術後の痛みが気にならないレベルなのには
ちゃんと理由があるのですが、


これは、手術をする痔核が直腸にあり、
その直腸っていうのは痛みを感じる神経が走っていないからです。


そのため、そこに針を刺したりしても痛みを感じないので
手術後も痛みはほぼないと言えるのですが、


もし、そこで痛みを感じた場合は、
直腸以外のところがキズついた可能性があります。


つまり、肛門の表皮部分とか。


肛門の表皮部分は神経が走っていますし、


しかも、かなりデリケートなため、
傷つくとかなりズキズキと痛みます。


ですので、よく後遺症として手術後に痛みを感じるのは
ココに傷が付いている可能性が考えられるわけです。


話をジオン注射療法のメリットに戻しますが、先ほどの追加として
さらに特筆すべき点として、


痔核に効果が現れてくるのが約30分後くらいから、
という即効性があるということ。


これには、手術後、早い段階で
痔核に流れこむ血液がシャットアウトされるので、


その結果、痔核そのものがギューッと縮こまりはじめて、
すぐに効果が出る、さらに、


痔核によって伸びちゃった皮膚も、元の位置に固まって
肛門を飛び出てこなくなる (脱肛も見られなくなる)


という効果が、1週間〜1ヶ月ほどで出てきます。



まあ、平たく言えば、ジオン注射療法とはいぼ痔に対して注射を打って
イボを固めて出血を止める、


この時、イボの4か所に部分麻酔もするので
注射が怖い人でも痛みはほとんどなく、


注射したあとは、イボがだんだんと硬く、小さくギュウっと小さくなり、
約1週間 〜 10日、1か月でイボ痔が完治するという痔の手術なんですね。


また、この痔核が消える確率は、(臨床試験によると)
手術後28日で普通の痔の手術と同じぐらいになる


という結果も出ているようですが、
例外として、イボが大きかったり外痔核とつながっていたりしたら、
切除手術も一緒にしないといけないこともあるようです。



次のページでは、入院日数や料金はいくらぐらいかかるのか?
についてお話します。


 ジオン注射療法のメリット

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